第11回釜山国際映画祭の取材に行ってきました。釜山は私にとって思い出の地なのです。かれこれ4年ほど前、初めて韓国を訪れたのが釜山。その時の印象が衝撃的だった(?)せいか、韓国語の勉強を始め、留学。そして今に至るというわけです。まさかこんな形で2回目の訪問が実現するとは・・・人生何が起こるか分からないから面白い!
今回はソウルから初めてKTXに乗りました。しかしこれが思った以上に乗り心地が悪い!座席は倒せないし、間隔は狭いしで、2時間40分もの間ほぼ同じ姿勢を保たなければいけないんです。疲れた〜。
まず向かったのは海雲台(ヘウンデ)の野外舞台。映画祭のために浜辺に会場を作っているんです。いや〜、こんなに間近で海を見たのなんて実に1年以上ぶりです。ソウルに住んでいると海を見られることがまずないですからね。日本では海辺で育った超海っ子の私は、目の前に広がる景色と潮の香りに酔いしれてしまいました。浜辺にはビーチパラソルの下で寄り添うカップルたちの姿が・・・う、うらやましい。
日中は仕事のため、あちらこちら動き回って観光なんてする暇がありませんでした。夜は夜でグッタリ疲れてしまって、ホテルに着くなり泥のように眠ってしまったのです。結局釜山滞在中に私が行ったところといえば、映画館→野外舞台。これらの往復に尽きます。取材が終わっても追いたてられるように、また窮屈なKTXに乗りソウルへ戻ってきたわけです。こうして私の記念すべき2回目の釜山訪問は怒涛のうちに終わりました。
3回目、3回目こそは海雲台にビーチパラソルを立てて、優雅にたたずんでみたい!波の音に耳を傾けながら、沈みゆく夕日を眺めてみたい!あっ、話が逸れました、すみません。
それにしても釜山方言って難しい。タクシー運転手のオッチャンの言ってることが全然聞き取れない。ソウルで使ってるのと同じ言語とは思えません。さすがにこれはショック。曲がりなりにも1年半韓国に住んでいるのに・・・
というわけでまだまだ課題の多い釜山訪問となりました。もっと大きくなって帰ってくるからね、釜山よ待っててね〜! 編集部:ミキ