ソウルもすっかり暖かくなったので、週末はワールドカップ公園の中で最も高い場所にある「ハヌル公園」に行ってきた。階段を15分ほど登らなければならないのでちょっと疲れるが、景色がよく、風力発電の風車なんかもあり、ほのぼのとした時間を過ごせる散歩にピッタリな場所だ。
ここはもともと巨大なごみ捨て場だったのだが、2002年のワールドカップ開催に合わせて、埋め立て工事をして作られた人口の土地。この下に膨大なごみが埋まっているなんて…と、ちょっと信じられないくらい、自然いっぱいの公園だ。一緒に行った韓国人の友人は「ソウルも良くなったよ。一昔前まではこんな公園なかったんだから」としきりに言っていた。
そんな平和な公園の一角に、ナゾの造形物があるスペースがある。木が斜めに並んでいて、戦争の後の荒野のような、なんだかとっても世紀末チックな雰囲気。急に創作意欲が湧いてきて「セギマル(世紀末)、セギマル!」と叫びつつ写真を撮りまくってしまった。プロモーションビデオとか写真集の撮影とかにもいいと思うのだがどうだろうか。
しかし、さわやかなハヌル公園にはおよそ似つかわない、この世紀末スペース、ほんとに一体なんなのだろう?
看板も説明書きも何もなく、突如現れるので不思議としか言いようがない。
誰かご存知の方がいらっしゃいましたら、編集部までご連絡を…。(編集部:mmkim)