先週末、汝矣島(ヨイド)にて開かれた桜祭りに行ってきた。肝心の桜は7分咲き、日本のように桜の下でお弁当を食べたりする、なんてことはせず見学するだけなのでちょっともの足りないな・・・とは全く感じなかった。
何故なら私のお目当ては桜じゃなくて、(桜を見るならやっぱり日本でしょ!)特設舞台で行われた韓国伝統文化公演だったから!公演内容は、最近韓国映画観客動員数NO.1を記録した「王の男」にも出てきた綱渡りと民俗踊り。特に綱渡りは初めて見たし、映画に出てきたシーンそのままだったのですごーーーく感動した。この「王の男」のおかげで最近韓国の若者の間でも、伝統文化に対する関心が高いらしく、一つ一つの技が披露されるたびにワーワー歓声が上がっていた。民俗踊りも迫力があって素晴らしかったし、舞台の前は大勢の人でいっぱいだった。
考えてみたら、日本ではこのように一般の人が無料で気軽に伝統文化に触れられる機会がないような気がする。周りでよく耳にする、外国に出て日本のことを聞かれても答えられない、というのはこれに関係があるんじゃないだろうか。自国の文化に関心や誇りを持つ姿勢は見習いたいなあ、とうらやましさを感じつつ最後まで楽しく鑑賞した。(編集部:とみ)