韓国では、18歳になると誰もが「住民登録証」というものをつくり、ひとりひとり6桁-7桁の固有の住民登録番号を持っている。初めの6桁は生年月日になっているので、若い子がお酒を飲んだりタバコを買ったりしようとすると、店員に「住民登録証見せて」と言われたりする。
日本では住基問題もあったように、人間を番号で管理するなんて…と思ってしまうが、韓国では大抵の人があたり前のことと思っていて、じゃあ日本ではどうしてるんだ?!とびっくりされることがある。
とにかくこの「住民登録番号」はネットで会員登録をするにも、ローンを組むにも、何にしても求められるので、これがないと社会生活がとっても不便なのだ!
在日韓国人の場合は、これのかわりに「国内居所申告証」なるものを作ってもらえるのだが、認知度がカナシイくらいに無い。ネットで記入しても「存在しない番号です」となり、別途信用会社に登録しなければならない。さらにほとんどのお店の店員がこのカードの存在を知らない。
「住民登録証見せてください」
「あ、私キョポ(在外同胞)なんで・・・」
「じゃ、外国人登録証見せてください」
「いえ、外国人じゃなくて韓国籍なので、外国人登録証はありません。居所申告証になるんですが」
「それ何ですか」
「・・・」
となるわけだ(泣)。
こないだ銀行でクレジットカードをつくったのだが、「帰化したんですか?」「永住許可期限は?」などどめちゃくちゃのことを聞かれてしまいホトホト参ってしまった。なんとかならないものだろうか。(編集部:mmkim)