先月のこと。月曜8時の某バラエティ番組のスタッフの方から、韓国の「受験フォーク」を送ってほしいという依頼を受けた。韓国では、11月の「スヌン(センター試験のようなもの)」が近づくと、「答を狙って刺せ!」ということで受験生に「フォーク」を贈る場合があるのだ。しかし、今は思いっきり時期はずれ。この時期に受験のプレゼント用フォークなんてなかなか手に入るものではない。写真ならいくらでもあるのだが、「どうしても4日以内に現物が欲しい!」という。インターネットでなら販売しているところもあったが、配送に時間がかかるので間に合わない。
あきらめかけていたところ、元コネストスタッフのHさんが持っているというので至急バイク便で送ってもらうことにした。会社に着くやいなや、FEDEXを呼びつけ、「東京まで一番早いので絶対金曜まで着くように!」とお願いした。「中身はなんですか?」「フォークです」というと、あやしげな表情をされてしまったが…。
かくして、Hさんがなんとなく捨てられずに所有していた「受験フォーク」は、ソウルからはるばる海を越え、東京のテレビ局まで届けられた。しかしいったいこんなもの何に使ったんだろ、と思っていたら、番組スタッフの方がわざわざオンエアの録画テープを韓国まで送ってくれた。フォークが出たのは一瞬だったが、光栄にも(?)、ビートたけしに「他の受験生がカンニグしねえように突き刺すために持っていくんじゃねえの」なんてギャグにも使われていた…。
いやあいったい、いつ何が必要になるかわからないものである。(編集部:mmkim)