最近、腹が立つと思わずヨクが出てしまうという、よくない傾向にある。
ヨク(욕)とは悪口のこと。悪口と言うとちょっと甘いので、罵り言葉と言ったほうがいいだろう。
とにかく韓国語には、この「ヨク」が多い。世界で一番多い国なのでは、と言う人もいるし、韓国人は8時間ぐらい違う表現のヨクを言いつづけられるのでは、なんていう笑い話もあるほどだ。
韓国にいて、普段からしょっちゅう耳にするヨクは何と言っても「シバル(書いていいのかな…)」だ。文字にするのも気がひけるが、要するに「ファックユー」。こっちにいると本当によく聞く。
これの語源を聞いてみると、もともとはシプ(女性の陰部)をパル(売る)者、という意味なのだという。本当に下品な言葉なのである。他にもイージャシクやらケーセキやらと無数にあって、韓国に来た当初はわからなかったヨクも、いいのか悪いのか、だんだんわかるようになってきた。
最近は「ヨク」の本まで買ってしまい、勉強しちゃおうかと目論んでいる。
このヨク、もちろん上品なお姉さんたちは使わないけど、まわりの男友達は何かと連発するもんだから、ついつい移ってしまう。
とうとうこないだ夜にタクシーがつかまらなくて、つい出た言葉が「シーバル!」
あ、しまった!と思ったら、まわりの韓国人は何故か爆笑だった。
どうも私のような慣れない発音で言うと、おかしいらしい。
ううむ。ヨクを言うのも私にゃまだまだだということか…
(注:マネしないでください)(編集部:mmkim)