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在住者です。昨日の30日、ソウル市庁広場で最近連日行われているろうそく集会を見てきました。

新聞やテレビでは、一部先鋭化した人たちが暴徒のようになっているという報道がよくされていましたが、正直ソウル市内の中心部に住んでいない私にはそれが本当なのか(私の生活圏では一連のデモ騒動の前と後では私の生活も街の風景も何もかわっていません。)どうも実感が湧かないところがありました。

というわけで実際にどうなのかを久々に市庁付近に用事があったので、その用事のついでにろうそく集会をのぞいてきました。
時間は夜の９時頃。ロッテホテルで知人と会っていたのですが、このとき市庁方面を眺めるとすでにたくさんの人がろうそくを持っている姿が。時折「ワー｣と叫び声（気合を入れるような感じの)も聞こえてきました。

その後９時頃に知人とロッテホテルから市庁方面へ歩いていき、市庁広場にはいる手前の横断歩道を渡り市庁駅５番出口から市庁広場をしばらく眺めていたのですが特にその時点でも危険なムードは漂っていませんでした。
いつもと違うのは人がすごい数集まっていることと、道のそこらにろうそくが転がっていること、警察が笛を吹きながら交通整理をしていることくらいだったと思います。

そのまま市庁広場に入らずに食事をしてからまた市庁５番出口に戻ってきたのが夜10時過ぎでした。
この時市庁広場に実際に入っていってそこにいる人たちや何が行われているのかを見学してみました。座り込んで話をしている人、大量のろうそくに火をつけている人、ろうそくをハート型にして並べている人、歌を歌っている人たち、芝生の上で寝転がって爆睡してる人、なんだか怪しいチンピラみたいな人などそれぞれでしたが特にものものしい雰囲気はまったくなく、なんだか拍子抜けでした。
日本のお祭りに近い雰囲気とでもいいましょうか。
一番多かったのは友達同士座り込んでろうそくを持ちながら楽しげに話しこんでいる人たちでした。
（但しこれは私が見に行ったこの時がお祭りみたいな雰囲気だったということで常にこうではないらしいということは誤解なきように）

ひとしきり回った後疲れたのでその場を後にしましたが、帰ってから見たニュースによるとこの日私が見に行く前にキリスト教団体による大きなデモ行進があったようです。しかしながらこれは参加人数が多いだけで、最近取りざたされている暴力デモなどではなかったようで平和的に進行を終えたとのことでした。
私が今回見てきたのは時間的にもたまたまそれほど緊張した雰囲気でなかったようです。韓国人の友人に聞いたところ、デモは市庁広場から光化門方面に抜けていくのがお決まりのコースになっているようなので、ロッテホテルやウェスティン朝鮮に泊まる方にはほとんど迷惑をこうむることはなさそうです。デモをしてる人たちが暴徒と化しているというよりは、デモ隊と警察の衝突の際に小競り合いが起きてお互いが興奮状態になって事態がより悪化するという仕組みのようなので、ひとまずデモがあるというのを確認した際には触らぬ神にたたりなしだと思います。とにかく近づかないのが最善かと。長くなりましたし、大した皆さんの参考にならないとは思いますが旅行者の方が結構気にしていらっしゃる（今度来る私の友人もです）ようなので書き込ませていただきました。