以前、リッチな韓国人宅の食卓で、パウチ入りの味噌のような調味料に遭遇しました。これは何かと訊くと「苺コチュジャン」との回答でした。ごく少量使ってみましたが、特にイチゴ味は感じず、でも「SSG」マーク入りなので高いのだろうなと思ったものです。
さて、明洞の新世界本店地下で、チョングッチャンでも買うかと発酵食品売場に立ち寄ったところ、この苺コチュジャンに再会。あの時のパウチ(230グラム)は1万ウォン。大型マートで容器入りコチュジャンが複数買える額です。が、大量買いすると結局は死蔵してしまったりします。勇気を出して「苺コチュジャン」購入を決意しました。さらにチョングッチャン(セール中で4400ウォン)を手に取っていると、女性店員がアワビ煮物の試食を勧めてくれました。莞島(ワンド)産とのことで、これまた少量のわりに高額でした
さて、苺コチュジャンですが、やはり特にイチゴ風味は感じません。もっとも、この色と質感でイチゴ味なら、それはコチュジャンではなく、ジャムですが
以前、「食材料もプレミアム時代」という中央日報日本語版記事
http://www.konest.com/contents/news_detail.html?id=27804
を見ました。こうした食材料を「常用」する人は非常に少ないと思われますが、高めのスパイスというのは、味自体より「気分」に作用するような気がします。
なお、過去のクチコミにもあるように、包装もプチプチで丁寧にしてくれました。明らかに韓国人でない韓国語を聞いて「外国に持ち帰る」と思ったのか、全ての客にそうなのかは不明です。