2015/05/24 の 13時ごろ、平倉洞の美術館めぐりの途中で立ち寄りました。
ソウルの北部、平倉洞はギャラリーや美術館が林立する、素朴ながらもちょっと上品なエリアで、その入口から上り坂を3分ほど登ったところにこちらのお店があります。
店の前にある駐車場には、10台ほどが止まっており、店員のおじさん(社長さん?)が、笑顔でお客さんを出迎えていました。
当日は快晴で、日差しも強く気温も高くて、仕事とはいえ大変だったと思うのですが、実に楽しそうで迎えられる側としても気分が良かったです。
店内は板張りのとてもきれいな空間に大きなテーブルが配置され、すごく清潔感があって上品ですが、それほど気取った感じでもなく、リラックスできる雰囲気でした。
メインのメニューはシンプルに2種類のみ。
私は、店名にもなっている「野菜包みご飯定食」を注文しました。
しばらくして、山盛りの葉物野菜と、おかず、さらにテンジャンチゲと、イモや豆などが入った釜炊きご飯が出てきます。
また、空のドンブリもあわせて出てくるので、テーブルいっぱいに料理が広がります。
野菜は、サンチュやエゴマ、サニーレタス?のようななじみのあるものから、見たことがないものまで様々ですが、ご飯とおかずを包んで食べます。
おかずの中には、ゆで豚(ポッサム)もあるので、いろいろなおかずとの組み合わせを試しつつ、ひたすら包んでは食べてを繰り返しました。
どのおかずも美味しくて、どんどん食が進みます。
全体的には薄味だと思うのですが、食材の香りがよく感じられて物足りない感じはまったくありません。
葉っぱを全て食べ終わる頃には、すっかり満腹です。
お釜に残ったご飯は、テーブルにあるヤカンのお茶を注いで、しばらく置いておくと、釜に残っていたおコゲが取れて、お茶と一緒に食べることが出来ます。
こちらも、香ばしい香りとカリカリとした食感が非常に楽しかったです。
さて、私は食事が終わる頃に気がついたのですが、最初に配られる空のドンブリをうまく使うと、もっとスムーズに食事が出来るようです。
1. 料理がそろったら、釜にあるご飯を全部、空のドンブリへ移します。
2. 釜が空になったら、釜にヤカンのお茶を注いで、フタをします。
3. ドンブリのご飯と、おかずを葉っぱに包んで食べます。
4. 食べている間に、釜のおコゲがやわらかくなり、剥がしやすくなります。
5. 最後におコゲを食べます。
地元の方は、このような食べ方をしていたので、行ったときの参考になれば幸いです。
このボリューム、雰囲気、味で、11,000ウォンですから、ホントにお得だと思います。
バス
を利用すると、ソウルの中心部からでも40分ほどと、距離の割には意外に近いのでオススメです。