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近所のホームプラスで「Single’s PRIDE」というロゴ入りのレトルト食品を見かけました。参鶏湯やコムタンなど、自宅で食べる一人サイズのスープ・おかず類のようです。「家族で買い物♪」というイメージのホームプラスで「シングル」とは、やや意外な印象もあります。

韓国では「ひとり焼肉」「ひとり鍋」が可能な店はごく少数派です。オフィス街や若者街のランチでさえ「※注文は２人分から」とあったり、一人だと入店自体を断られたりも珍しくありません。まるで、一人で食事イコール「寂しいこと」、ひいては「後ろめたいこと」であるかのようです。

それでは自宅で「ひとりご飯」を・・・と思っても、一人で簡単にというと、いかにもインスタント味の冷凍やレトルトに行き着いたりします。いい年の大人が連続で食べるのも侘しいものです。

という事で誕生したと思われる「シングルのプライド」シリーズのうち、「トガニタン」を試してみました。濃厚な質感のスープに、柔らかい軟骨のような固体が複数個入っています。某オットゥギ社の格安なコムタンなどより「食事感」のある一品です。

問題は「プライド」と謳うだけあって、価格が高めという点でしょう。例えば、上記のトガニタンは一人サイズで3500ウォン。「外食続きだと費用がかさむので家で食べる」派には、ややキビしい設定です。が、往々にして割高になる「ひとり外食」よりは格安ですし、時々食べてみるには悪くない味なので、ひとり食事派の皆さま、一度お試しを・・・。