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9月下旬の平日に、弘大入口駅近くの「西橋小学校」正門前を歩いていたとき、黄緑に白の、カタツムリのような渦巻きの看板に気が付きました。その看板と、CHEZ-ROLLという店名から「ロールケーキの店」と推測されます。

思わず入ってみたところ、ガラスケースに並んでいるのはホントにロールケーキだけ、しかも、3種類だけです。
「のり巻き専門」と名乗りながらウドンもビビンバも出すような、韓国の「なんちゃって専門店」に慣れていると、まずこの「ほんとに専門店である」という潔さに感動します。

色を見る限り「オリジナル、緑茶、チョコ（モカ？）」の3種のようなので、「緑茶（3800ウォン）」と、レモネード（4500ウォン）を注文。

奥の作業場からガリガリガリガリと氷を削る音がしているな・・・と思ったら、予想外に豪華なレモネードが出てきました。飲み方に迷いましたが、さしてあるストローで飲みつつ、長いスプーンで上に盛られた氷を少しずつ落とし込んで飲んでみました。

緑茶ロールは、きめ細かくしっとりした生地、甘さ控えめなクリームの質感と量、クリームに入った小豆の味、すべて理想的な美味でした。さすが「専門店」です。

おいしい店も速攻で閉店したりすることが多いソウルの中でも、特に入れ替わり速度が激しい地域である弘大ですが、今年2月にオープンしたというこの店、長く続いてほしいものです。今回食べた「ミニ」サイズのほか、おみやげ用らしき中、大サイズもあるので、再訪時にはお土産に購入してみようと思いました。