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「明洞カルグッス」や「春川タッカルビ」と同様、「公州○○餅」という餅店は
結構あちこちで見かけます。

本場の忠清南道・公州市では「公州宮中餅」、ソウルや光州でも「公州トッチッ」
を見た気がします。いま検索したら、大邱や蔚山にも「公州トッチッ」があります。

さて、今回（2月中旬）訪ねた「公州トッチッ」は、大田に本店・支店あわせて7店
の「テジョン限定チェーン」・・・と言いたいところですが、京畿道・高陽市にも1店
支店があるようです。
大田の店舗は、いずれも茶色が基調の渋い店構えです。
が、餅店というより、コーヒーショップ・・・いや、「喫茶店」っぽい雰囲気です。

もしや、店名の「コンジュ」は、「公州」ではなく、同音の공주（お姫様）だったり
して・・・と思いつつ入店。

店内には、ごく古典的なチャルトッ、シルトッなどの餅類、誕生日や慶事に
用いる餅ケーキ、婚礼中の儀式「ペベッ」用のカタログなど、韓国の餅店らしい
アイテムが並んでいます。

レジのそばには、渋い感じのコーヒーカップが置かれています。
店内でコーヒーを飲む客の年齢層も、餅を買いに来た男性グループも、そう
いえば中高年です。

商品価格を見ると、白ソルギ1600ウォン、チャルトッ1500ウォン・・・と、当地の
同業店より高額設定です。
当地では1000ウォン前後が「相場」のチャルトッですが（1500ウォンのチャル
トッは、同市内では全国チェーンの『ピジュン』でしか見たことがありません）、
よく見ると他店のチャルトッや「栄養餅」より縦長で、大きめサイズです。

チャルトッを食べてみた限り、大きめのナツメ入りで、古風で柔らかめの、
体に良さそうな味わいです。
わりと賞味期限は短そうで、「日持ちするのか」とのオジさん客の問いに、
店の人は「すぐ食べない時は、冷凍して下さいね」と答えていました。

今回訪問の、Eマート向かいにある「庁舎駅店」のほか、
映画館「屯山CGV」そばの「月坪店」、地下鉄「市庁」駅近くの「屯山店」など、
便利な場所に支店があります。ショッピング後のひと休みなどにぜひ。