弘大・東橋洞にオープンの鶏そば店「ムタヒロ」を昨年末に訪ねた際に、「油そば」も出すらしいと知り、昨日(8日)の昼に再訪しました。
ドアに貼り紙があったので、見ると、「当店は現在、1人で営業しており、料理提供に時間がかかることがあります」という主旨の文面です。確かに、前回も着席してから注文を取るまでに少し時間がかかりました。←ラーメンオタクは、「店の前で並ぶ」よりも「着席後、注文品が出てくるまで待たされる」ことに苛立つ傾向があります。
平日の午後2時過ぎですが、店内には複数の先客がいます。が、調理待ち客はいなかったので、今回は即刻「油そば(8000ウォン)」の注文が通りました。
武蔵野・小金井をはじめとする東京西部で多く食べられる「油そば」には、本当に超ギトギトで若者しか完食できないような店もあります。でも、この「ムタヒロ」はモヤシが多めに盛ってあり、豚肉・鶏肉・メンマのみじん切り、ポロポロした挽肉、ミツバ風の青菜が散らされ、わりと爽やかな感じです。ソースというかタレも、過剰に油々しくはありません。総合的に、美味です。
モヤシと黄色い中太麺とタレを混ぜていると、店長くんが「これ、よろしかったら・・・」と、3つ穴付きボトルに入ったマヨネーズを渡してくれました。
弘大には「油そば」を出す店もあり、私自身は過去に2軒行きました。が、2軒とも「油そばはイマイチで、通常の汁そばは韓国とんこつラーメンに慣れた舌でも美味と言えないレベル
」でした。←ちなみに、両方とも閉店しました。
「醤油味ラーメン」「つけ麺」は普及しつつあるものの、「油そば」は殆ど見かけないソウルでは貴重な店です。ぜひ長く続いてほしいと願うのでした。
※定休日は無いようですが、店主の「一人営業」ゆえに不定休があるようです。たとえば、今月の場合、「22日から27日は、僕が東京に行くので休みです」とのことでした